
今までのマルチピースロッドは、“源流用”などと称され、特殊な状況下のみで使われる道具でした。
しかし今日基準のカーボン素材や加工プロセス、ロッドエンジニアリングをフル活用すれば、ジョイントの数によるマイナス素因をほとんど感じさせないロッドが製作可能です。むしろ設計段階からジョイントの介在を意識すれば、今までなかった性能すら手にできるのです。
となれば、
「普段は小さく収まっているが、必要なときに何時でも取り出し、活用できる」
というマルチピースのメリットはそのまま、
「性能は今までと同じか、それ以上のレベルを備えたロッド」
が完成します。
きっとそのロッドは今までにないフットワークをフライフィッシャーにもたらし、いつもの里川で活躍するのは当然として、その気になりさえすれば、ちょっとした散歩先・出張先・旅行先などなど、フィールドをどこまでも広げてくれるでしょう。
そう、近頃のノートパソコンが、デスクトップと遜色ない環境を提供するように。
ここまで記せばお分かりの通り、
“何時でも、何処でも、さりげなく高密度なフライフィッシングが楽しめるロッドの提案”
これこそが“空”ロッドの開発テーマであり、コンセプトの根元を成すものす。
このコンセプトは’03年度のソルトレイク・フライフィッシングエクスポでも強く賛同いただき、ロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴなど都市部のフライショップを中心として多数のお客様とお取引いただきました。
現在SORAマルチピース・フライロッドの新規ご注文受付は休止しております。
ご了承ください。